第10回岡山学生フルート・コンクール 結果(会員用)

2007年 9月23日(日・祝


小学生の部
1位 小川 りな 小6 ドニゼッティ/ソナタ
2位 高橋 千奈乃 小6 ドゥメルスマン/「6つのやさしい幻想曲」よりアリアop.28-4
3位 道満 由貴 小5 ビゼー/「アルルの女」よりメヌエット
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中学生の部
1位 臼井 真菜 中2 シャミナーデ/コンチェルティーノ
2位 青江 早希子 中3 アルディーティ/くちづけ
3位 近藤 育永 中3 ケーラー/カールトン・マズカルop.85
入選 秋山 彩華 中3 フォーレ/ファンタジー
入選 根石 莉奈 中2 シュテックメスト/「歌の翼」による幻想曲
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高校生の部
1位 永瀬 有里恵 高3 ゴーベール/ノクターンとアレグロ スケルツァンド
2位 那須 有紗 高3 ゴーベール/ファンタジー
3位 岩田 智沙 高3 ユー/ファンタジー
入選 小坂 亜衣 高1 ヘンデル/フルートソナタ イ短調
入選 難波 伽奈 高2 ライヒャート/ファンタジー・メランコリック
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実行委員18名。 参加者38名。


審査員の講評
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審査員代表 天本由美
(5.9M)
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小学生の部 息が大変でしたね。とっても苦しいところがありましたよね。でもホントよく頑張って吹いてくださいました。
とっても難しそうな大人でも「えっ、こんな曲が小学生で吹けるのだ」と驚きがありました。みんながフルートのために書かれた曲を選んでくださりました。とってもすごいことだと思います。指も大変だし、息も大変だし...。これから体がどんどん大きくなっていったら、もっともっと上手になると思います。上を目指して頑張ってください。

中学生の部 課題曲のエチュードを、どれくらいの人がよく楽譜を読んだのだろうか。ということが審査員の話の中で出ました。
一番はじめに《アンダンテ・カンタービレ》と書いてあります。この意味をよくわかって吹いた人がいたり、いなかったり。
《アンダンテ》という語はイタリア語の辞書を引くと【アンダーレ】・・・歩いていく。という意味があります。歩いていくのにちょっと聞いて、「遅いな」と思う人と「ちょっと早いな」と思う人がいろいろありました。その人の歩く早さはそれぞれ違うと思いますが、心地よく歩いてゆく、停滞しないでさっさと歩いて行くという気持ちを持って。
《カンタービレ》・・・(歌うように)エチュードを声を出して歌って自分の歌にしてください。そしたら吹き始めて次に息を取るまで、ここまでつなぎたいという気持ちがきっと沸いてくると思います。
小節の線にとらわれず、「私は吹き始めたらここまで歌いたい、ここまで吹きたい」という気持ちをいつも持って歌って欲しいと思います。
そして楽譜の中に書かれている《ポコ・ア・ポコ》とか休符の間の取り方であるとか、とっても重要なことがエチュードの中に書いてあります。それがたくさん注意深くできている人が、きっとそれがピアノと合わせた時に、曲に反映されると思います。
指にばっかりにとらわれてとても困ることもありますよね。でも常に歌っていてください。難しいところは練習しないといけませんが、基本的に私たちは息を使って演奏するわけですから、常に歌う気持ち、ここまでつなぎたいというフレーズ感を持って欲しいと思います。

高校生の部 すばらしい音楽をありがとうございました。ほんとにすごい演奏をしてくださりました。
ケーラーのエチュードは出版社によってはとっても細かく解説をつけている楽譜があります。ここの音は例えば、ソの音を吹くときに、ド・ミ・ソのソなのか、シ・レ・ソのソなのかとか。それによって強さが変わってくることもあります。ミの音を吹くときド・ミ・ソのミを吹いているのか、ラ・ド・ミのミを吹いているのか。長調と短調では変わりますよね。そういうことも書いてあります。
《リゾルート》・・・(決然と、大胆に)という意味を、音で表現できた方がほんとに少なかったと思います。
笛を持たなくてもできる練習は、楽譜をよく読む・歌うことですね。もっともっとこれからやってくださると、もっといい演奏ができると思います。
体の動きが気になりました。体があまり動かしすぎて、そこはそんなにアクセントが欲しくないのにな・・・という所でアクセントが付いてしまったりとか、フレーズの終わりになって、聞いて欲しいなと思う時に、うんと強くなってしまったりとか、ちょっと残念なことがありました。そういうことも自分をチェックしてみてください。
常に自分の中にもう一人先生がいると思って、いつも吹きながら「あっ体の動きはどうかな?」「ブレスこんなところでしていいかな?」とか、いろんなところを自分でチェックするという、もう一人の自分が見ているとおもってこれからしっかり勉強してください。
スポーツ選手もいきなりバットを持って球場に立つとか、いきなり水着を着て飛び込むことが無く、常に自分のやりたいスポーツに一番効果的な練習というのを積み重ねてやっていると思います。そういうこともフルートでも同じだと思います。しっかり今の自分に足りないところを見つけてもっともっと上手になってください。





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